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俳優イム・セミ、20年越しの主役デビュー “愛とカリスマ”で『トライ』を支える

MHN|2025-08-09 12:10

2005年、初々しい表情で『バノリム2』に登場した一人の少女がいた。それから20年、俳優イム・セミがついに自身の名前を冠した舞台を手にし、SBS金土ドラマ『トライ:私たちは奇跡になる』(脚本イム・ジナ、演出チャン・ヨンソク、以下『トライ』)で主演女優として輝いている。これまで多くの作品で印象的なサブ主演を務めてきたが、地上波ドラマの“メイン主人公”の座に就くまでには20年という長い月日が必要だった。だからこそ、今『トライ』で見せる彼女のしっかりとした演技はより一層特別な意味を持つ。

“カメのように”歩んだ20年、ついに出会った「自分の舞台」

イム・セミは自らを「カメのようだ」と語ったことがある。その言葉通り、過去20年のフィルモグラフィーは決して速い歩みではなかったが、一度も止まることなく着実に自分の道を歩んできた誠実さに満ちている。『ショッピング王ルイ』の愛らしい悪女、『女神降臨』のカッコいい姉、『最悪の悪』のカリスマあふれる警察官まで――彼女はどんな役柄も自分色に染め、「信頼して観られる俳優」としての評価を積み重ねてきた。

数々の作品で主演俳優を引き立てる助演役を担ってきたが、彼女の存在感は決して小さくなかった。むしろ、イム・セミがいたからこそ作品の深みがより増したとの評価も多い。そしてついに『トライ』で20年かけて培ってきた堅固な演技力を余すことなく発揮できる「自分の舞台」にめぐりあったのだ。

『トライ』を引っ張る力、準備された主演の品格

『トライ』で彼女が演じる射撃コーチ「ペ・イジ」は、単なる男性主人公の恋愛対象にとどまらない。コーチとして認められない現実、選手としての夢のはざまで悩み、3年ぶりに現れた元恋人の前で感情を素直にぶつける、息づく立体的なキャラクターだ。イム・セミはこの複雑な人物像を特有の繊細な演技で描き、ドラマ全体の中心をしっかりと支えている。

そんな彼女の活躍の裏には、18年ぶりにSBSに復帰した大先輩ユン・ゲサンとの完璧な呼吸があった。制作発表会で「カンナム地区の『ゲサン婦人』だった」とファン心を明かした彼女の快活さ、「これまで出会った女優の中で一番楽だった」というユン・ゲサンの答え――二人のベテラン俳優がいかに深い信頼を築いているかがうかがえる。この安定したパートナーシップは、イム・セミが初主演というプレッシャーを払いのけ、演技に全てを注げる最適な環境を作りあげた。

「真心」という演技観、20年を支えた力

イム・セミが20年の長きにわたり耐え抜き、ついに主演の座を手にできた理由は、結局「真心」という演技観にある。常に「成長するキャラクター」でありたいと語る彼女は、演劇の舞台で演技の本質を磨き、個人YouTubeチャンネル「セミの節気」を通して環境保護への信念も着実に実践してきた。このように人生と演技を切り離さない彼女の誠実さが、イム・セミの演技にさらに奥行きをもたらし、視聴者の心を動かしている。

『トライ』は「挑戦」という意味だ。デビュー20年目にして、もっとも輝く挑戦を始めた俳優イム・セミ。彼女の本当の“トライ”は、もしかしたら今から始まるのかもしれない。そして、その着実な飛躍は、黙々と自分の道を進む無数の俳優たちにとって最大の希望と応援となるだろう。

「この記事は、元の韓国語版をAIの助けを借りて翻訳し、その後、ネイティブの記者が編集しました。」

写真=MHN DB, tvN, イム・セミSNS

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* 本文内容由 MHN Sports 提供。

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