最近、SBSのバラエティ番組『ミウセ（미운 우리 새끼）』や『틈만 나면,』でスタジオを笑いの渦に巻き込んだ俳優がいる。キム・ヒチョルより1歳年下、ユ・ヨンソクと同い年というこの衝撃的な事実の主人公こそ、俳優ヒョン・ボンシクだ。

ドラマ『D.P.』、『スイートホーム2,3』、『スリナム』、『良いか悪いかトンジェ』、そして映画『犯罪都市4』、『ベテラン2』、『勝負』、『ハイファイブ』など、100作近い作品で見慣れたあの顔。しかし、私たちは今になってようやく彼の本当の年齢や本名、そして本当の魅力に気付き始めている。ヒョン・ボンシクの黄金時代は、まさに今から幕を開けるのかもしれない。

“老け顔”と“芸名”、個性的キャラクターを作った2つの武器1984年生まれ、今年41歳。ヒョン・ボンシクの最強の武器は、皮肉にもその“老け顔”にある。彼自身は「もともと老けているから年を取ることにあまり実感がない」とクールに語るが、この独自のビジュアルこそが30代の頃から40〜50代の重厚な役を任されるきっかけをもたらした。他の俳優たちが限られた役柄で悩む中、彼は年齢の制約なく、自分だけのフィルモグラフィを幅広く築くことができたのである。

そして、彼の顔にぴったりの親しみやすい芸名“ヒョン・ボンシク”。亡き父と叔父の名前を受け継いだという重みのあるその名は、本名“ヒョン・ジェヨン”として生きていた頃よりも「より演技に集中し、誠実に生きられる原動力」になった。

遅咲き俳優の誠実さが大衆の心をつかむ彼の魅力は、独特な外見だけではない。最近のバラエティ出演で見せた彼の率直なエピソードは、多くの共感を呼んだ。30歳の時、S電子の設置技師の研修中に“クレーマー”のロールプレイをし、演技の面白さに目覚めて俳優の道に飛び込んだという遅咲きのデビュー秘話。ファン・ジョンミンとの初共演映画『国際市場』で連続NGを出し、「俺でもお前より上手くできる」とエキストラに小言を言われ、2週間悔しさで眠れなかったという苦い告白も率直に明かした。彼の語るストーリーには、よくある脚色や誇張は一切ない。むしろ自分の至らなさを正直に見せ、それを克服するために努力を重ねた過程を淡々と話す。その誠実さは、10年間黙々と歩んできた一人の人間の汗と努力を感じさせ、視聴者へ深い共感と人間的な魅力を伝えている。

バラエティ界の“チートキー”となった“ギャップ魅力”最近、ヒョン・ボンシクがバラエティ界で“ブルーチップ”と呼ばれる理由は、これらすべてを包み込む“意外性”にある。スクリーン上では冷酷そうな彼が、実際はお酒は一滴も飲めず、スイカジュースやチョコレートケーキが大好きな“子供舌”であること。“ヒョン・ボンシク”という強い名の後ろには、“ヒョン・ボラム”という可愛い旧名が隠されていること。厳つい外見とは裏腹に、朝5時30分に起きる“朝型人間”であることまで。すべてが予測不能な“ギャップ”だ。この予測不能さが視聴者に新鮮な笑いと興味を与え、一気に“バラエティのチートキー”としての地位を確立した。

結局、ヒョン・ボンシクの今の人気は突然舞い降りた幸運ではない。10年間蓄えた演技力と飾らない誠実さ、そして唯一無二のギャップ魅力がバラエティという新たな翼を得て、ついに開花したのだ。「俳優ヒョン・ボンシクと呼ばれるのが一番嬉しい」という彼の言葉通り、今や大衆はその顔を越えて、“俳優ヒョン・ボンシク”という名前の多彩な魅力に引き込まれ始めている。彼の“逆襲”は、今まさに始まったばかりだ。

「この記事は、元の韓国語版をAIの助けを借りて翻訳し、その後、ネイティブの記者が編集しました。」

写真=MHN DB, SBS, Coupang Play